諏訪地方観光連盟の諏訪圏フィルムコミッション(FC)は28日、諏訪市役所で開いた同連盟の総会で、諏訪地域で2023年度にロケが行われた映画やドラマ、コマーシャルなどが85作品(件)に上り、同FCが発足した06年度以降で最多になったことを報告した。撮影スタッフの宿泊代や食事代、ロケ地使用料などを積算した直接的経済効果だけで3965万円になると推定している。
内訳は映画4件、ドラマ7件、テレビ9件、CM15件など。諏訪市と富士見町で撮影されたシンガー・ソングライターあいみょんさんの「あのね」をはじめ、ミュージックビデオも14件行われた。「公表した経済効果はあくまで最低の数字。実際は推定以上の数字が見込まれる」としている。ロケの問い合わせは179件あったという。
総会では映画「怪物」のロケ地を活用した観光周遊事業の実績も報告した。県の「地域発元気づくり支援金」を受け、映画製作会社と連携したウェブサイト・ロケ地マップを作成。サイトのアクセス数は1万近くに達した。是枝裕和監督のトークショー(昨年6月、富士見町)には約250人、諏訪エリア巡回パネル展には1万人以上(推定)が訪れたとし、サイクルガイドによるロケ地ツアーも好評だったとした。
旧岡谷市役所庁舎でロケが行われた映画「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」のパネル展や歴代ポスター・衣装展なども行われた。
■来月8日から「怪物」公開1周年記念展
今年度も同支援金の採択を受け、6月8日から来年2月末まで、「怪物」公開1周年の記念展を諏訪湖間欠泉センター(諏訪市)で開く。ロケで使われた旧城北小学校の黒板や机、映画に登場するマンホールふたなどを展示。富士見町、原村で撮影された「悪は存在しない」を観連の「諏訪シネマズ」に認定する方向で調整を進める。ロケの受け入れ、情報発信、地域連携に引き続き取り組み、「シビックプライド(街に対する市民の誇り)も醸成したい」としている。
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