茅野市の尖石縄文考古館は25、26の両日、市内で出土した国宝土偶「縄文のビーナス」を実物大で作る教室を同館で開いた。13人が参加して3、4人のグループに分かれ、同館土器サークルのメンバーの指導を受けながら粘土で作った。館内で乾燥させ、10月に野焼きを行う。
参加者は土器サークルが制作した見本や正面、側面、背面の測量図を参考にし、メンバーのアドバイスを受けながら形作った。多くの参加者は25日に足から肩まで制作し、26日は顔や頭部を仕上げた。高さは実物と同じ27センチ。腹部や臀部が大きく張り出し、妊娠した女性を表現したとされる土偶の特徴を何度も確認しながら、体の曲線や頂部の文様などを熱心に作っていた。
茅野市宮川出身の百瀬淳さん(35)=東京都中央区=は「小学校の頃に授業で作った土器作りが思い出に残っており、土偶作りにもぜひ参加したいと思った。昨年、この教室で作った(市内で発見されたもう一つの国宝土偶)『仮面の女神』は大切に飾ってある。縄文のビーナスを作ればペアになるので完成が楽しみ」と話していた。
同教室は国宝土偶を見るだけでなく、まねて作ることで気づく発見を楽しんでもらおうと開催。6月29、30日に開く同教室で仮面の女神を作る。
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