セカンドブックを受け取る玉川小の1年生

茅野市「セカンドブック」 小学校で手渡し会

2024/05/25 06:00
文化

全ての小学1年生に本を贈る茅野市の「セカンドブックプレゼント事業」の手渡し会が各小学校で開かれている。今年度で20年目の節目。玉川小学校は24日、授業参観日に合わせてセレモニーを開き、読書活動推進団体「読書の森 読りーむinちの」、市、市教委の関係者らが児童たちに絵本を手渡した。

 

出生届を提出した新生児に絵本を贈る「ファーストブック」で育んだ読書の楽しみを小学生になっても持ち続けてほしい思いから、「市こども読書活動推進計画」に基づく公民協働の事業として、2005年度から実施している。

 

児童は配布されたリストに記載された30冊の中から、事前に希望する本を申し込んだ。今年度の1年生は438人。担任分を含めた計455冊を贈る。

 

児童たちは待ち望んでいた本が無事届いたことに大喜び。「親子読書」の時間も設けられ、選んだ本の世界にそれぞれ没入していた。

 

リトアニアの民話を題材にした絵本「パンのかけらとちいさなあくま」を選んだ児童は「これから大事にしたいな」と笑顔。母親の梢さんは「家族みんなで選んだので、家でゆっくり読み聞かせをしたい」と話していた。

 

同団体の小田由美さん(64)=同市玉川=は「今回選んでくれた本が皆さんの大好きな一冊になってくれたら私たちもうれしい」と子どもたちに呼び掛けていた。

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