諏訪広域消防本部特別救助隊は21~23の3日間、山岳救助訓練を岡谷市川岸の高尾山で行った。隊員延べ30人が参加し、頂上近くの急斜面で崖下の要救助者を救出する訓練を行い、出動時の手順を確認した。
特別救助隊は同消防本部の組織改編に伴い2015年に発足。岡谷消防署に配属されている隊員17人が通常救助事案のほか、生物・化学災害、水難事故、山岳事故などに対応する。山岳地帯での救助活動は県警と協力して行い、今年は22日時点で八ケ岳などに8回出動した。
訓練は実際の現場に近い環境で救助資機材を使い、救助活動の課題を探ろうと3年前から同山で行っている。今回は山岳地での救助経験が豊富な県警山岳遭難救助隊の隊員と、地元の山に詳しい諏訪地区遭難対策協会会員が指導した。基本的な技術を確認した後、崖下に滑落した男性が足を負傷して動けなくなったとの想定で実施。隊員は木にくくり付けたロープを使って崖を降り、救急処置をしてから要救助者を背負って登り安全な頂上に搬送した。
訓練開始式で岡谷消防署の玉置淳署長は「諏訪地方は八ケ岳連峰、車山など山岳地を抱え、登山者が増えたことか救助体制の構築は喫緊の任務。山岳救助の経験値は低いが、警察、遭対協と連携して、さらなる救助技術の強化に努めてほしい」と期待した。
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