辰野町の外国籍住民を対象に生活に役立つ実践的な日本語を教える日本語教室が新たに始まった。町民有志らで組織する国際交流グループ「地球人ネットワークinたつの」が主催。約30人が受講し、日本語のほか、日本の生活様式や行政の仕組み、文化なども学んでいく。
地球人ネットは、2018年からボランティア住民が講師を務める日本語教室を月4回開催している。今回新たに始めたのは、社会で役立つより実践的な日本語指導を短期的に学べる教室で、4~7月の4カ月で全12回開催。町ボランティアセンターを会場に、町地域おこし協力隊の2人と地球人ネットの日本語講師が指導に当たる。
受講者はブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、ベトナム、フィリピンの出身者で、来日して間もない人から20年近く日本で暮らす人までさまざま。日本語があまり話せない人は初級1(入門)と初級2、日本語は話せるが読み書きができない人は中級クラスを受講している。
12日は通常の日本語授業のほか、日本文化体験として書道に挑戦。受講者は、「花」「友」「愛」の中から好きな文字を選んで筆を走らせ、日本の伝統文化に触れた。ほとんどが筆を持つのは初めてで、中には初めて漢字を書く人も。ブラジル出身の女性は「日本語は話すのも書くのもとても難しいが、日本人と仲良くなりたい」と意欲を見せ、熱心に取り組んでいた。
教室では今後、町職員を講師に招き、税金や町の制度などについても学ぶという。10月からは後期の教室も計画されている。地球人ネット会員は「同じ地域で暮らす仲間として温かく迎え入れてほしい」と期待していた。
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