静岡県内で2019~23年の5年間にごみ出し途中に発生した死亡事故が少なくとも6件あったという。決して少なくない件数だろう。ごみ出しの場所の立地や安全確保策が課題になっているらしい▼80代の女性がごみを出すために道路をわたっているときにバイクにはねられたなど6件中5件が道路横断中の事故。いずれも横断歩道上ではなかったという。こうした問題は静岡県だけの話ではないだろう。ごみ出しは朝の時間帯だ。ごみを出す側も、車やバイクで通勤などをする側も急いでいることが一因とも考えられる▼ごみ出しの場所は自宅から近い場所にある。私も道路を横断するが、あまり交通安全への意識が薄かった。短時間の作業だからといって油断をすると重大な事故も起こり得るのだと認識を改めた▼地元の自治体にペットボトルやアルミ缶、段ボール、紙類などを分別して出せる民間運営の「リサイクルステーション」がある。そこには10台程度の駐車スペースがあり、多くの人が利用している。両手がふさがっていても道路をわたることはなく、その面では安心。だが、普段燃えるごみを出す場所には駐車スペースの設置は不可能だ。互いに気を付けるしか対策が思い浮かばない▼思わぬ場所で思わぬ事故に遭うケースは珍しくない。新生活や新学期が始まって1カ月余。”慣れ”が出てくる時期でもある。改めて気を引き締めたい。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 春近五人衆と井月、地元から光当てる 研究会発足 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん 山下清のペン画など初公開 岡谷美術考古館 築150年の民家に耐震シェルター 岡谷の小口さん宅日付で探す