「寝ているときに呼吸が止まっているよ」。こう家族から再三指摘されるようになってきた。大きないびきをかいていたかと思ったら突然、寝息さえ聞こえなくなるらしい。そう言われても本人は眠っているときのことだから分からない▼試しに睡眠時の様子を家族にスマホで撮影してもらうと一目瞭然だった。寝息が聞こえない時間が思った以上に長く、つい心配になって動画の中の自分に「おい、大丈夫か!」と叫びそうになったくらいだ。さすがに放っておけないと重い腰を上げ、医療機関を受診した▼睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるという。睡眠中に何度も無呼吸を繰り返す病気だ。肥満、上気道への舌の落ち込み、小さい顎などが原因とされる。高血圧となり、脳卒中や心筋梗塞といった病気を引き起す可能性があるそうだ。簡易検査で調べたら、それなりにひどい状態だった▼「自分では気付きにくい」。この病気を語る上での枕ことばだと医師は言う。確かに痛みのような自覚症状があるわけではないから厄介だ。無呼吸を繰り返すことで深い睡眠が全く取れなくなり、日中でも急な眠気に襲われるため、運転による交通事故の原因にもなりかねない。何と言っても早めの気付きが肝心だろう▼病気の治療は本人の選択が尊重されるべきだけれど、他人まで巻き込む不幸な事態も起こり得るとなると話は別。もう高いびきはかいていられない。
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