岡谷市湊の急傾斜特別警戒区域を視察する関係者ら

災害危険箇所 現地で確認 岡谷市など視察

2024/04/27 06:00
社会

岡谷市、県諏訪地域振興局、県諏訪建設事務所、岡谷署、諏訪広域消防本部は26日、市内の災害危険箇所の現地視察を行った。関係者14人が該当する24カ所を回り、災害への対策や対応状況を確認した。

 

2006年7月豪雨災害や21年8月大雨災害から得た教訓を基に、県は土石流警戒区域などの指定やえん堤整備などのハード面を、市はハザードマップの周知などのソフト面の対策を進め、連携して住民や地域の防災力・減災力の強化を図っている。現地視察は梅雨や台風、局地的豪雨などの出水期に備え、毎年この時期に行っている。

 

岡谷市湊の日吉神社では、境内の老木が神社下の旧道に向かうのり面に根を張りだしていて、崩落の危険性があるとして急傾斜地特別警戒区域に指定されている。視察では県担当者が今年度から行う対策工事の概要について、関係者に説明した。市危機管理室の小坂幸伸主管は「2度の災害を教訓に、県と力を合わせて全市的に対策を講じ、災害に強い岡谷市にしたい」と話していた。

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