諏訪湖温泉旅館組合(諏訪市)加盟14施設の2023年度の宿泊者数は延べ35万1478人となり、新型コロナ感染拡大前の8割程度まで回復したことが26日、同組合への取材で分かった。新型コロナの「5類」移行で国内旅行客が戻り、円安も追い風にインバウンド(訪日客)が急速に回復。個人旅行の増加に対応する客室の改装やユニバーサルサービスの導入など、各施設の取り組みも宿泊誘致につながったとみている。
昨年3月から今年2月までの集計。月別でみると、諏訪湖の花火シーズンでもある8月が4万3416人と最も多く、紅葉期の10月(3万3953人)、7月(3万1808人)と続いた。善光寺御開帳と諏訪大社御柱祭があった22年度比では5・6%の増となった。
海外からの旅行者はコロナ下で激減。急速な回復を受けて昨年9月から集計し始めたところ、2月末までに1万6455人となり、宿泊者全体の4・7%を占めた。国・地域別では、台湾・香港を主とするアジアが78%と依然高い割合だが、イギリス、フランス、アメリカなど欧米からの旅行者がここにきて増えているのが特徴という。
同組合は「欧米の方々が地方に興味を持ち、足を運んでいる」と指摘。直近の宿泊者数調査では訪日客の比率が一層高まっており、「今の状況だと、さらに伸びていく可能性が高い」と分析する。
同組合と加盟施設は旅行形態の変化を見据え、観光庁の支援を受けて客室などの改装を進めた。年齢や国籍、障がいの有無に関わらず、誰もが快適に過ごせるユニバーサルツーリズムに注力。個人客を意識した改革も進めている。
今年度はソフト面での取り組みを強化し、ユニバーサルサービスの研修、外国人向け日本観光メディアを活用した情報発信を計画。自然や文化体験、アクティビティーを楽しむ旅を提案し、「国内外からの一層の宿泊誘致を図りたい」としている。
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