辰野町小野下村の初期中山道沿いで咲き始めた枝垂れ桃

谷あい染める「枝垂れ桃」 辰野町小野下村

2024/04/26 06:00
地域

辰野町小野下村の初期中山道(県道楢川岡谷線)沿いで、枝が垂れ下がるハナモモが咲き始めた。地元では「枝垂れ桃」と呼ばれ、牛首峠へと続く谷あいの約1キロの道沿いが白や赤、ピンクの花で染まりつつある。

 

下村では2009年に景観美化や農地の荒廃抑制を目的に「枝垂れ桃育成会」が発足。翌年から初期中山道沿いの主に北向き斜面で枝垂れ桃の植栽を始め、今では1000本を超えるまでになった。

 

区内の初期中山道沿いには国天然記念物のシダレグリ自生地があり、下村の枝垂れ桃には「シダレグリと対をなし多くの人に親しんでもらいたい」という住民の願いが込められているという。

 

松本から来たアマチュアカメラマングループは「ハナモモの他の名所は観光地化しているが、ここはゆっくりと花を眺めながら撮影できる」と話していた。

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