諏訪市小和田の温泉共同浴場「平温泉」の入り口にある電飾看板がリニューアルされた。富士見町出身の政治家、小川平吉(1869~1942年)が、1921(大正10)年の建物改築の際に管理する平温泉組合に贈った「八百萬神共笑」と揮毫した書を複製して、周りに90個のLED電球を取り付けた。温泉熱を利用して発電し、24時間赤、青、緑色に点灯する。
平温泉は、組合員専用の共同浴場。「平湯」とも呼ばれ、江戸時代から庶民の浴場として親しまれてきた。建物は和洋折衷の木造2階建てで、共同浴場では市内最古とされる。浴場がテーマの映画「テルマエ・ロマエ」の撮影にも使われた。
これまでは、2020年11月の100周年記念式典に合わせて製作した、同じく約60度の温泉と約25度の水道水の温度差を利用して発電する装置を使った「祝平温泉百周年」の文字が光る電飾看板を掲げていた。
今回、100周年から数年経過したことと、2階に飾ってある小川平吉の書をより多くの人に知ってもらおうと、鉄羅康夫顧問(79)が前の看板も作った機械設計士の小酒井正浩さん(79)=同市岡村=に製作を依頼した。
鉄羅顧問は「『八百萬神共笑』はいろんな人が一緒に入る平温泉にぴったりな言葉。ぜひ見てもらいたい」、横山真組合長(52)は「温泉を使った明かりでまちが明るくなれば」と期待している。
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