諏訪市上諏訪地区の小学生親子らでつくる仲良しグループ「めんたいSHOCK(ショック)」が、古里・諏訪市をPRする動画を作り、投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。最新作は、初のロケを敢行して編集した意欲作。諏訪湖畔や片倉館などで昔話と時代劇を融合した愉快な物語を繰り広げ、迫真の演技とキレキレのダンスを見せる。「ゆるいですが、本気(マジ)なんです」--。諏訪市の魅力とメンバーの地元愛を感じてほしいと視聴を呼び掛けている。
市駅前交流テラスすわっチャオで2021年秋に行ったハロウィーンイベントがきっかけ。同所のスタジオと映像機器を借り、仮装をし、練習を重ねたダンスを収めて映像作品の楽しさを知った。「年1回はやっていこ」と結束を高めた。翌年は母親たちが主役。子どもの頃に心をときめかせた男性アイドルグループになりきった。
感染症の流行で集まる機会を何度か逸しながら、練習2カ月、ロケ2カ月の準備・制作期間を経て、満を持してこのほど公開したのが「浦島太郎☆諏訪をめぐる物語」。諏訪が映画やドラマのロケ地として選ばれる中、「私たちも負けていられない」と、必要な許可を得て諏訪湖畔などで昔話と時代劇のパロディーを熱演した。
地域の応援も得た。名刹(めいさつ)・温泉寺の本堂を竜宮城に見立てたり、国重要文化財・片倉館のバルコニーを使わせてもらったり。立石公園や高島城なども登場し、5分余の動画には諏訪市の見どころや魅力が詰まっている。
コロナ禍では近場に出掛ける「小さな旅」が注目されたが、地元民にとって地元の観光地はまだまだ、「近いようで遠い存在になっている」とメンバーは言う。「こんなに面白い所、面白い人がいるなんて知らなかった」と撮影に参加した子たち。母親の1人で、まとめ役の大野曜子さんは「地元の良さの発見や、愛郷心の醸成にもつながったと思う。3年間続け、子どもたちの成長が見られるのも楽しみの一つ」と目を細める。
「ゆるく楽しく、熱く」をモットーに、魅力発信を続けるつもりだ。新作で側転を披露した上諏訪小5年の児童(10)は「次は新しい技を見せる」と役者としても高みを目指す。才教学園小5年の児童(10)は「SUWAガラスの里でキラキラダンス、大好きな(ラーメンチェーン)テンホウの工場の前でギョーザダンスを踊るのが夢」と話している。
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