下諏訪町の伏見屋邸に端午の節句まで飾られている五月人形

歴史ある主屋に五月人形 下諏訪町の伏見屋邸

2024/04/02 06:00
文化

下諏訪町東町下の旧中山道沿いにある国の登録有形文化財「伏見屋邸」に、五月人形が展示されている。町民から贈られた段飾りの武者人形2体やケース入りの人形7体、運営する伏見屋邸友の会会員が手作りしたこいのぼりのつるし飾りなどが、歴史ある主屋の向かい合う2部屋を彩っている。5月5日まで。

 

伏見屋邸は、幕末の1864(元治元)年建築と推定される木造2階建ての旧商家。2010年に復元修理し、観光客の休憩所や住民の交流の場として開館した。五月人形は自宅で飾る機会がないと寄せられた品で、毎年5月5日の端午の節句に合わせて披露している。

 

同会の永田釟郎会長は「今では飾る家も減っているが、子供の健康を願った人形を見て、楽しんでもらえたら」としている。

 

開館時間は午前9時~午後5時。入場無料。月曜と祝日の翌日は休館。問い合わせは伏見屋邸(電話0266・27・3441)へ。

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