伊那市は新年度、同市東春近の東原工業団地で第2期拡張エリアの整備事業に乗り出す。測量設計や許認可手続きを経て10月にも用地を取得し、造成工事に着手したい考え。完成すれば、伊那インター工業団地(約53・7ヘクタール)に次ぐ規模の企業集積地帯が誕生する。2026(令和8)年3月までの完成を目指す。
東原工業団地(約30・3ヘクタール)は市南東部に位置し、河川氾濫など災害リスクが少ない高台にあり、建設予定の国道153号バイパス「伊駒アルプスロード」にも近い。キッツ伊那工場など数社がすでに操業しており、隣接する第1期拡張エリアでは4区画(約6・3ヘクタール、いずれも予約済み)の整備工事が行われている。
第2期拡張エリアは、第1期拡張エリア北側の約4・9ヘクタールで、E区画(約0・7ヘクタール)とF区画(約0・6ヘクタール)、G区画(約3・6ヘクタール)の3区画を設ける。市は、地中に雨水浸透施設を整備し、時間を掛けて雨水を地下浸透させ、豪雨時に下流域への影響を軽減するほか、工業用地の有効活用を図る計画だ。
3区画のうち、E、F区画は市外の食品関連企業が取得予定という。造成地は農地で地権者は約40人。市は新年度、用地買収に充てる事業費約1億5800万円を計上。工事は、第1期拡張エリアの売却状況を踏まえ、市議会に補正予算案を提出する意向だ。
市産業立地推進課の平澤浩課長は「企業立地で雇用を創出することで、人口減少を少しでも緩和したい。企業の設備投資は安定した税収(自主財源)の確保にもつながる。工業団地の整備を通じて、行政サービスの質を保ちたい」と話している。
G区画に関する問い合わせは、同課(電話0265・78・4111)へ。
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