8月14日に駒ケ根市で開く信州駒ケ根花火大会の実行委員会と企画・運営に協力する赤穂高校(同市)の生徒が、打ち上げ費用を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。活気をなくす地域を花火大会を通じて盛り上げたいと高校生がCFを具体化。支援者からのメッセージを読み上げて打ち上げる尺玉、駒ケ根の観光地やグルメ、温泉などを楽しめる返礼品を用意し、協力を呼び掛けている。
地域の力を結集しての大会を目指す実行委が、高校生にも成功体験を積んでほしいと協力を依頼。1~3年の有志約50人が参画し、グループごとに活動する。CFは高校生が協力して行うのは初めて。昨年を上回る1000発超の打ち上げを目指し、目標金額を200万円に設定した。
育ててくれた駒ケ根に恩返ししたい-。ともにリーダーの3年竹村恒輝さん(17)と丸山祐生さん(18)を中心に地域の課題を掘り下げ、高校生の思いに賛同が得られるようCFを企画。人口減少やコロナ禍による行事の休止で活気をなくす実情を訴え、花火を見るための観光や帰省に「この日だけは駒ケ根へ」と思ってもらえる大会の実現に協力を求める。
そのために用意した返礼品は、高校生が支援者の名前やメッセージを読み上げて打ち上げる1口15万円の尺玉、間近に見られる観覧席など。さらには駒ケ根の魅力を広げ、地域活性化につながればとの高校生の発案で、実行委が事業所などに働き掛けて実現した中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ優待券、駒ケ根名物ソースかつ丼食事券などもある。
竹村さんと丸山さんは「また見たいと思える大会にできれば、都会に出た若者も帰省や帰郷することにつながる」「花火大会をつくり上げる大変さを感じる。高校生が運営する大会として伝統になれば」と充実感をにじませながら話し、協力を呼び掛ける。
専用サイトで8月上旬まで募る。この他に市内の公共施設や飲食店などに応援金箱を設けて支援を受け付ける。
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