諏訪市が制作した誘客宣伝動画と市観光ガイド(パンフレット)。市内観光地の美しさや体験アクティビティーの魅力を発信する

誘客増へ動画とパンフ刷新 諏訪市の魅力発信

2024/05/04 06:00
行政・政治

諏訪市は、市観光情報の発信を強化するため、観光地としての魅力を季節ごとに紹介する誘客宣伝動画を作り、観光ガイド(パンフレット)も刷新した。新型コロナの「5類」移行後の旅行需要の回復を見越し、1年がかりで制作した。4月からは東京にある観光案内所・中部地方インフォメーションプラザin京王新宿に市のブースを開設。情報発信の「3本の矢」で国内外からの誘客増を目指す。

 

誘客宣伝動画は、エルシーブイ(同市)に業務委託して制作した。高画質4K動画で映像の長さは約6分。桜花爛漫の高島公園、涼風の霧ケ峰などは小型無人機ドローンによる空撮映像も。諏訪湖の花火や諏訪大社、国重要文化財・片倉館も収めた。

 

外国人旅行者にも訴求できるようにと文字情報は極力少なくし、四季折々の諏訪市の美しさを「魅せる」ことを重視した。全面結氷の諏訪湖に現れる御神渡り(御渡り)や霧ケ峰のダイヤモンドダストなど冬の神秘的な光景、自然環境を生かしたアクティビティーの発信にも力を入れる。

 

市観光ガイドは、ページ数を減らして持ち運びしやすいよう工夫。観光地や施設の詳細な情報はQRコードから入手できるようにした。発行部数を前回版の倍となる6万部とし、市内の観光拠点施設や3大都市圏にある県の銀座NAGANO、観光情報センターに置いている。

 

京王新宿のプラザでは中部地方の自治体が観光情報を発信している。諏訪市のブース出展は3年ぶりで、誘客宣伝動画も放映。市の推せんみやげ品やSUWAプレミアム認定商品のPRに加え、5軒の造り酒屋「諏訪五蔵」の日本酒試飲イベント、諏訪湖カヤック・湖周サイクリングなどの仮想現実(VR)体験も計画していくという。

 

誘客宣伝動画は、市の公式ユーチューブチャンネルでも視聴できる。市観光課は「民間事業者や市民の方にも動画を活用してもらい、一体となって諏訪市の美しさをPRしていきたい」としている。

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