髙山製粉直営の諏訪そば打ち道場で活動する「八ヶ岳そば塾」。一般社団法人・全麺協の正会員団体となった

八ヶ岳そば塾 全麺協の正会員団体に

2024/04/25 06:00
社会

諏訪市中洲の「諏訪そば打ち道場」で活動しているそば打ち愛好者の団体「八ヶ岳そば塾」が、一般社団法人・全麺協(本部・東京)の正会員団体となった。そばどころの県内では18団体が入会しているが、諏訪地域を拠点とする団体は初めて。24日の設立総会で会則を制定し、代表には最高位の六段認定者、安里為任さん(84)=同市湖岸通り=を選んだ。次世代の育成や地域振興にもより力を入れていく考えだ。

 

2年前から任意団体として活動し、現在の会員は諏訪地域や塩尻市などの41人。髙山製粉(諏訪市)直営の道場で月4回の講習を行い、そば打ちを通じた交流やそば文化に関する学びを深めている。

 

この日は道場で午前中に通算96回目の講習を行い、午後に設立総会を開いた。安里さんは1日付で正会員団体になったと報告し、「全国のそば打ち仲間と手を携えて同じ方向に向かっていける。『八ヶ岳そば塾』をさらに発展させたい」と決意を新たに。「おいしいそばを打つことが最大の目的。若い仲間も増やしていきたい」と述べた。

 

相談役に就いた髙山製粉の髙山猛英社長は「道場が地元の人の憩いの場になればと考えていた。どんどん使っていただき、訪日観光客にも魅力を広げて」と期待。1年前にグループに入った田村香代さん=塩尻市=と百瀬理恵さん=岡谷市=は「観光客気分で始めたのですが、おいしさと奥深さにはまって、のめり込んでしまいました。駆け出しですが、和気あいあいと楽しみながら腕を磨きたい」と笑顔で話した。

 

安里さんによると、今後は段位を取得した際に全麺協の会報やホームページで紹介されるほか、全国講習の「そば大学」に参加でき、より研さんを深められるという。八ヶ岳そば塾では引き続き仲間を募集している。問い合わせは安里代表(電話090・4138・3971)へ。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。